全国特定施設事業者協議会は、6月15日に開催した総会で、特定施設入居者生活介護の通称を「介護付きホーム」と定めたと発表した。
「特定施設入居者生活介護」は、介護保険の指定を受け、入居者に入浴や排せつ、食事などの介護や生活支援を行う介護付有料老人ホームやームやサービス付き高齢者向け住宅などの法律上の名称。
同協議会によると、一般国民のみならず、行政や国会議員にも特定施設入居者生活介護が何を指し、どのような役割を果たしているかを理解されていない現状があり、その大きな要因に呼称の難解さがあるという。
そこで同協会は、「デイサービス」や「グループホーム」のように、サービス内容をわかりやすく伝えることができ、一般の人でもイメージしやすい通称として、「介護付きホーム」を定めることとなった。
同時に、介護付きホームのビジョンを、○予防から介護まで、入居者のその人らしい暮らしの支援○個々のニーズに答え、地域包括ケアを担う幅広いサービスを提供○なじみのスタッフが提供するチームケアによる安心な「終の棲家」の実現であることを確認。業界をあげて、さらなる発展を図っていくと、意気込みを示している。
◎全国特定施設事業者協議会
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