福島県は、3月15日、勤務実態のない看護師を常勤として報告するなど不正行為があったとして、福島市内の訪問看護事業所を指定の取り消し処分にすると発表した。処分は3月17日付け。
■事業者名:株式会社イーリス(本店:東京都中央区)
■事業所名:訪問看護ほうらいステーション(福島市蓬莱町3丁目11番6号)
■サービスの種類:訪問看護および介護予防訪問看介護
■処分の理由
<不正の手段による指定申請>
勤務を了承しておらず、また予定のない者を常勤看護職員であると記載した虚偽の勤務表で指定を申請した。
<監査時の虚偽報告>
2015年12月11日の監査において、同年3月から監査日まで常勤の看護職員3名を配置していなかったにもかかわらず、配置しているとの虚偽報告を行った。
<介護報酬の不正請求 >
指定訪問看護は看護師など(准看護師を除く)が作成した計画書に基づき提供しなければならないが、2015年7月から雇用した准看護師の指示により作成した訪問看護計画によりサービスを提供し、同年7月から11月までの間、3名の利用者に対する介護報酬を請求した。不正に請求した介護報酬は、40件、22万2,190円(うち保険給付費19万9,971円)。
◎福島県 介護保険法に基づく処分について
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/155997.pdf