順天堂大学は、2月16日、国内外で初のロコモティブシンドローム(ロコモ)研究用アプリ「ロコモニター」を開発したと発表した。
ロコモとは、筋肉や骨などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態で、進行すると要介護リスクが悪化する。日本のロコモ人口は、予備軍を含めて約4,700万人といわれる。
(プレスリリースより)
「ロコモニター」は、同大学が取り組むロコモの未然防止プロジェクトの一環として開発された、iPhoneやiPadなど向けのアプリ。
「ロコモ25」「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」の3種類のロコモ度テストを行い、データをiPhoneなどでネットワーク送信すると、3段階でロコモ度が判定され、ロコモ度に応じた予防・改善アドバイスが提供される。
アプリ利用者の回答データは、個人を特定できない被験者ナンバーで管理され、利用者の日々の運動状況とロコモ度との関連性や若者を含む幅広い年齢層でのロコモリスクを把握する。
同大学では、2016年2月から2020年11月までに、iPhoneユーザー10,000名の被験者を募り、集約データを調査研究に役立てるという。
◎順天堂大学 プレスリリース
http://www.juntendo.ac.jp/news/20160216-07.html