高齢者向けシューズの企画・小売などを行うトレイルが開発した「GPSウォーク」が、このほど2015年グッドデザイン賞を受賞した。
GPSウォークは、靴底にGPS機器を内蔵できるスペースを確保したシューズ。
携帯電話やキーホルダー型などで開発が進むGPS機器は、本人が持ち歩かなければ意味がないが、GPSウォークは靴底に内蔵できるため、本人が携帯する必要がない点が最大の利点だ。
徘徊者が裸足の場合には、徘徊であるとわかるため、保護することができる。ところが靴を履いて外出した場合、散歩との違いがわかりにくく、本人が「用事がある」「行かないといけない所がある」と言えば、保護することがむずかしい。また、家族が就寝中のときに外へ出てしまったりと、同居していても見守りに隙間が生じてしまうことがある。
そのため同社は、GPSウォークだけを玄関に置くようにし、それしか履けない状況をつくることを提案している。また介護施設などにおいても、徘徊がみられる人に着用してもらうことで、これまで参加がむずかしかった外出を伴うイベントにも参加ができるようになるとしている。
価格は、両足で7,000円 、片足で3,900円(いずれも税別)。サイズは、2S~3L(21.5/22.0~26.5/27.0センチメートル)まで展開している。なおGPS機器は別契約となる。
◎トレイル
http://www.uraraca.net/