玩具などを開発するタカラトミーから、クラウド型のコミュニケーションロボット「OHaNAS(オハナス)」が登場。10月7日から9日まで開催されている国際福祉機器展(H.C.R.)で紹介され、注目を集めた。
オハナスは、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」技術を応用したロボットで、自然な会話ができるのが特徴。
スマートフォンやタブレットを経由して、インターネットで情報収集をしたり、アプリに登録したユーザーの名前や誕生日といった基本情報に基づき会話をすることができる。
人工知能ではないため自ら学習していく機能はないが、会話に頻繁にあがる単語を覚えて、オハナスから話題をふるといったことは可能だ。俳句やしりとり、なぞなぞといったあそびや、季節や時間にあわせた会話もできる。
cookpadやぐるなびとも提携しており、知りたいレシピや飲食店をオハナスにたずねれば、検索結果がスマホやタブレットに送られてくる機能も備えており、年代を問わず幅広い層に受け入れられそうだ。
待機の時や話を聞いている時など、オハナスの状態によって目の色が変わるため、会話だけでなく表情の変化も楽しめる。
人の姿形を模したものやぬいぐるみタイプのコミュニケーションロボットが多いなか、置き型の丸いフォルムをしたロボットはめずらしい。見た目の癒し効果もありそうだ。