スポーツ庁は10月11日、2014年度の体力・運動能力調査の結果を発表した。
新しい体力テストが施行された1998年以降、65歳~79歳の高齢者の体力・運動能力は向上傾向にあり、2014年度は、握力や上体起こしなどの6項目の合計得点が、65~69歳の男子、70~74歳の女子、75~79歳の男女で過去最高となった。
また、質問紙によって評価する日常生活活動テストでは、週3~4日以上運動している高齢者では、男性で約7割、女性で約6割以上が「1時間以上歩くことができる」と答えたが、スポーツや運動をしない高齢者では、男性で約4割、女性で約3割にとどまり、スポーツや運動の頻度が高いほど、長く歩くことができる高齢者の割合が多いことが示された。
同様に、歩行ほどではないものの、更衣動作においても、スポーツ・運動の実施頻度が高いほど「何にもつかまらないで立ったままズボンやスカートがはける」と答えた人の割合が多かった。
◎スポーツ庁 平成26年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/1362690.htm