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過去最高の40兆円超　2013年度国民医療費を公表―厚労省

2013年度の国民医療費は40兆610億円（前年度比2.2％増）で、人口1人あたりでは31万4,700円（同2.3％増）であったことが、厚生労働省が10月7日に発表した「国民医療費の概況」より明らかになった。

国民医療費は、その年度内の医療保険などによる給付のほか、公費負担、患者負担によって支払われた医療費を合算したもので、健康診断や予防接種などの治療以外の費用は含まない。国民医療費は、2007年以降7年連続で増加しており、今回はじめて40兆円を超えた。

診療種類別の対前年度増減率では、訪問看護医療費の13.6％、薬局調剤医療費の6.0％の増加が目立つ。
年齢階級別の構成割合では、65歳以上が57.7％を占めた。また1人あたりの国民医療費は、65歳未満が17万7,700円であるのに対し、65歳以上では72万4,500円だった。傷病分類別では、65歳未満で最も多かったのは「新生物」で1兆5,233億円、65歳以上では「循環器系の疾患」で4兆5,238億円だった。

◎平成25年度国民医療費の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/13/dl/data.pdf