地方独立行政法人大阪府立病院機構は、9月25日、健康医療分野における戦略的取り組みとして、病院食レシピのデータベース化と普及活動を行うことを発表した。
大阪府立病院機構は、5つの異なる専門性の病院(大阪府立急性期・総合医療センター、大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター、大阪府立精神医療センター、大阪府立成人病センター、大阪府立母子保健総合医療センター)を有する地方独立行政法人。
5病院の特性と資源を活かした戦略的取り組みのひとつとして、病院食の利活用を進めていく。
具体的には、各病院で長年提供してきた疾患ごとの病院食レシピをデータベース化。民間企業などと連携し、レシピの公開や出版活動、病院内のコンビニ、カフェでの病者食の提供などを行い、その際には医薬品と食品の相互作用や禁忌情報、食事の摂り方などの配慮情報を提示する。
こうした取り組みにより、退院後の在宅治療・在宅介護において家族が安心して食事づくりができる環境の形成や独居高齢者の食生活に寄与することを目指すという。
◎大阪府立病院機構における戦略的取組みの概要
http://www.opho.jp/news/gaiyou.pdf