年金の不正受給など、全国的に高齢者の所在不明問題が相次ぐ中、自治体では生存確認などの調査が行われているが、新宿区は9月の敬老の日を前に、区内在住の100歳以上の高齢者を対象に祝い金を区長みずから訪問して手渡しすることを区報などで公表した。
また、70歳から99歳までの高齢者に対しては、地区の民生委員が訪問し、年齢に応じて5,000円〜3万円のことぶき祝い金が届けられる。
新宿区では、毎年、区長による高齢者訪問を実施しており、100歳以上の高齢者は昨年度末時点で117名(男性19名、女性98名)いた。昨年は、そのうち希望のあった40名の高齢者の自宅や施設を訪問している。
今年は9月5〜7日、9〜11日の6日間にわたり、区長の訪問が予定されており、区内在住で明治44年(1911年)3月31(日)までに生まれた100歳以上の人のうち希望者に3万円の祝い金が贈られる。