厚生労働省は9月3日、2014年の人口動態統計の確定版を公表した。
それによると、全体の死因順位の上位5つは、前年と同じく、1位「悪性新生物」、2位「心疾患」、3位「肺炎」、4位「脳血管疾患」、5位「老衰」であった。
ただし男女別では、次の通りであった。
【男性】
1位「悪性新生物」、2位「心疾患」、3位「肺炎」、4位「脳血管疾患」、5位「不慮の事故」
【女性】
1位「悪性新生物」、2位「心疾患」、3位「脳血管疾患」、4位「老衰」、5位「肺炎」
目立つのは肺炎の順位だ。調査結果を遡れる1994年以来、女性の死因は肺炎が4位を占めていたが、今回はじめて5位に後退した。
一方、男性も長く肺炎が4位であったが、2008年にはじめて脳血管疾患を押しのけ3位に浮上。以来、男性の死因3位は肺炎で定着している。
◎厚生労働省 平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei14/index.html