株式会社テレノイド計画は、小型の遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」を介して、要介護高齢者の会話を促進する、新しいコミュニケーションサービス事業を開始する。
「テレノイド」とは、人間としての必要最小限の見かけと動きの要素のみを備えたロボットのこと。
誰のようにも見えるため、テレノイドから知人の声が聞こえると、頭に思い浮かべたその声の主の姿形がロボットに投影され、まるでその声の主を抱きかかえながら話しているような感覚を持つことができる。
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が介護施設で行った実証実験では、高齢者、特に認知症の方で、テレノイドを抱きかかえて会話をすると、著しい情緒安定効果等がみられることがわかっている。
本サービスでは、株式会社こころみによる、高い傾聴スキルをもったコミュニケーターと高齢者との電話による会話の内容を家族に伝える「会話型見守りサービス」と融合することで、全く新しいコミュニケーションサービスを実現する。
◎国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
http://www.atr.jp/topics/press_150713.html