トヨタは、障がい者や高齢者などの家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボットの早期実用化をめざし、複数の研究機関との連携に乗り出す。
技術開発を推進するための「HSR(Human Support Robot)開発コミュニティ」を発足し、加盟する研究機関等には、トヨタが開発した新型HSRを研究用として貸与する。
加盟機関はHSRを使い、障がい者や高齢者などの生活支援を想定したロボットの機能向上のための技術開発を推進する。
加盟機関の技術開発の加速させるため、コミュニティでは、ソフトウェアやノウハウなど研究開発の成果を共有する。
またトヨタも、研究開発の成果を検証する実証実験の協力先を紹介するなど、加盟機関による実証実験の推進を支援していく予定だ。
HSRは、小回りの利く円筒型の小型・軽量ボディにアームを備え、床の上の物を拾ったり、棚から物を取ってきたりできるロボット。2012年の発表以降、障がい者や介護福祉関係者等の評価を踏まえて改良を重ねてきた。
研究用として貸与するのは、機能性、安全性、研究開発や実証実験における運用性等を向上させた新型HSR。
◎トヨタ自動車
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