政府が、扇風機やエアコンの経年劣化による事故への注意を呼びかけている。
※ケアマネジメント・オンラインからリコールのお知らせ
2008年度から2012年度までの5年間で、扇風機やエアコンによる事故が657件発生し、そのうち122件で火災事故が起こっている。原因の多くは、長年の使用による部品の劣化によるものだという。
2009年4月1日以降に製造、輸入された扇風機やエアコンには、必ず「設計上の標準使用期間」が表示されており、標準的な使用条件下で使用した場合の使用期間が示されている。
「設計上の標準使用期間」を越えた製品は、経年劣化による発火やけがの恐れがある。
普段から注意し、以下のような異常がみられたら、直ちに利用を中止して、販売店やメーカーの修理窓口などに相談したい。
■扇風機
1.スイッチを入れても、ファンが回らない
2.ファンが回っても、回転が異常に遅かったり不規則だったりする
3.ファンが回転するときに異常な音や振動がする
4.モーター部分が異常に暑かったり、焦げくさいにおいがしたりする
5.ファンにヒビが入っている。ファンガードが変形している
6.電源コードが折れ曲がっていたり破損したりしている
7.使用時に電源コードに触れると、ファンが回ったり回らなかったりする
■エアコン
1.電源コードやプラグが異常に熱い
2.電源プラグが変色している
3.焦げくさいにおいがする
4.ブレーカーが頻繁に落ちる
5.異音がする
6.室内機から水漏れがする
7.架台や吊り下げ等の取付部品が腐食していたり、取付がゆるんでいる
8.電源コードに傷や破れがある