武田薬品は5月28日、世界初の週1回投与の経口2型糖尿病治療剤「ザファテック」(一般名:トレラグリプチンコハク酸塩)を発売した。
本剤は、DPP-4阻害剤という種類に分類される2型糖尿病治療剤。血糖値に応じてインスリンの分泌を高め、血糖値をコントロールする。
DPP-4阻害剤は、すでに7種類が販売されているが、いずれも1日1回もしくは2回の服用が必要だ。
本剤は、国内で実施された複数の臨床第3相試験において、週1回投与の有効性が確認された。投与回数が減るため、患者の負担軽減と適切な治療継続が実現できると期待される。
国内には、糖尿病が強く疑われる者は約950万人、糖尿病の可能性を否定できない者は約1,100万人にのぼると推計されている。
◎武田薬品工業
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