大阪市立大学医学研究科などの研究グループは、5月22日、「高濃度水素水」が日常生活の疲労に有効であることを示す研究結果を発表した。
研究グループは、一般健常者に高濃度水素水もしくは対照となるコントロール水を4週間摂取させ、その後、もう一方の飲料水に置き換える2群間クロスオーバー二重盲検比較試験を実施。高濃度水素水は市販の水素水(0.8~1.2ppm)が使用され、対照コントロールには、水素を含まず水素以外は同組成の飲料水が使用された。
その結果、高濃度水素水の摂取により、睡眠の質やメンタルヘルスの改善、安静時交感神経活動の抑制、作業課題に対する意欲向上の効果が認められたという。
これらの結果から、高濃度水素水には、日常的な疲労に対する抗疲労効果を有することがいえるという。
この研究成果は、5月15日、16日に山口県で開催された「第11回 日本疲労学会」でも発表された。
◎大阪市立大学
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