アミノ酸配合飲料に、精神的ストレスを軽減する働きがあることが明らかになった。ノエビアグループが、神戸女学院大学と東京大学との共同研究で発見した。
研究グループは、分岐鎖アミノ酸(BCAA:ロイシン・イソロイシン・バリン)を主体とする8種類のアミノ酸配合飲料について、精神的ストレスへの影響を調査。
被験者にコンピューターを用いた作業と単純計算作業をさせ、アミノ酸配合飲料の精神的ストレスに対する効果を、脳波や唾液中ストレスマーカー等で検証した。
すると、アミノ酸が入っていない飲料を飲んだときと比べて、アミノ酸配合飲料を摂取した場合では、脳のリラックス状態の維持と唾液中のストレスホルモンであるコルチゾール濃度の低下がみられた。
従来、アミノ酸のなかでも特に分岐鎖アミノ酸は、身体的ストレスからの回復を促進する効果があることがわかっていた。
この研究により、身体的ストレスだけでなく、精神的ストレスの軽減にも有効であることが示唆された。