厚生労働省は5月27日、地方自治体や都道府県労働局にあてて、熱中症予防の普及啓発と注意喚起を呼びかける事務連絡を発出した。
同省は、熱中症予防を啓発するためのリーフレットを作成し、市町村や医療機関、介護サービス事業所などでの活用を呼びかけている。
※熱中症予防リーフレット『熱中症予防のために』(PDF)
また、エビデンスに基づいて作成された『熱中症診療ガイドライン2015』(日本救急医学会)では、熱中症の診断基準や重症度判定、有効な予防法や治療法などが解説されており、本書の活用もあわせて呼びかけている。
※『熱中症診療ガイドライン2015』(日本救急医学会)(PDF)
総務省消防庁の調べによると、5月18日から24日までの1週間で、熱中症により救急搬送された人は全国で437名にのぼる。そのうち高齢者は208名で、47.6%を占めた。
◎厚生労働省
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