月桂冠は3月25日、「酒粕分解ペプチド」が血管を拡張し、冷え性を改善する効果があることを確認したと発表した。
「酒粕分解ペプチド」とは、酒粕のたんぱく質を酵素分解により低分子化したもの。
同社はその効果を、冷え性が顕著な男女(各々4名、計8名)で検証した。
10gの「酒粕分解ペプチド」を摂取してもらい、40分後に15℃の冷水に手を1分間つけて冷却。5分ごとに、指先5本の平均表面温度と血流について、サーモグラフィーカメラと血流測定装置で測定した。
すると、ペプチドを摂取した場合では、冷却30分後の指先平均表面温度が平均5.6℃上昇し、血流も冷却20分後で32%、30分後で41%上昇した。
同社は、酒粕の有効性に関する研究を積み重ねており、「酒粕分解ペプチド」が血圧を下げることや肝障害を予防することなどを確認していている。
また、酒粕を有効に摂取するためのレシピ本『月桂冠社員の酒粕レシピ』も監修している。