東京都は3月9日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)における医療・介護連携の質の確保および向上などを目的としたガイドラインを策定したと発表した。
都内にはサ高住が257件9,623戸あるが(2015年3月1日現在)、住宅によって医療・介護との連携方法や内容が異なる。
ガイドラインでは、医療・介護との連携を適切に行ううえで留意すべきポイントを、①医療・介護連携の前提条件、②立地・建物の構造、③人員の配置、④連携の手段(情報共有)、⑤医療・介護連携の質の向上のための取組の5項目に分けて整理。
各項目の最後には、ポイントをおさえた連携ができているかをチェックする表も設けられている。
また都は、ガイドライン巻末にもある「医療・介護連携のチェックリスト」を年1回、医療・介護連携を行うすべての住宅に送付し、提出を求める。提出されたチェックリストは、都のホームページで住宅ごとに公表を行う予定だ。
◎「サービス付き高齢者向け住宅における医療・介護連携のガイドライン」
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kourei/jiritsu_shien/guideline.html