厚生労働省は、11月11日の「介護の日」の中央行事で発表を予定している、介護従事者による優れた取り組みの事例を募集している。
発表会は11月11日、東京都文京区のプリズムホームで実施される。発表者は取り組み事例の概要等が分かる資料を添付して都道府県等に提出。都道府県の推薦を受けて厚生労働省に推薦され、審査後、優秀な事例が9月中には決定されるという。
推薦の基準は、介護予防に効果があるユニークな機能訓練・運動療法・余暇活動など「利用者の介護予防に効果がある事業所独自の工夫を凝らした取り組み」、行政・企業等の関係機関と連携した「地域において社会的貢献度が高い事業所の自主的な取り組み」、「その他利用者の満足度が高い事業所独自の取り組み」の3項目。
参加を希望する介護従事者は、複数名による応募も可能。また、原則として一事例とするが、優れた取り組み事例が複数ある場合には、複数事例の推薦も受け付けている。
都道府県等への応募の締め切りは概ね8月中となるが、それぞれ異なるので各所属自治体に問い合わせてほしいという。
なお、今回の事例発表は初めての試みで、発表する事例の数ははっきり決まっていない。「優れた事例が多く集まれば」と厚労省の担当者は期待している。
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