パラマウントベッド株式会社は、2001年の発売以来31万台以上の販売実績を持つ高齢者施設向け電動ベッド「カリストシリーズ」をフルモデルチェンジし、「カリスト エールシリーズ」として9月1日より発売する。
今回、新たに搭載したのが、ベッド本体に内蔵されたセンサーによって利用者の動作を検知するシステム「離床キャッチ」。起き上がりや離床など、4種類の動作を検知設定でき、検知した動作はナースコールシステムを通じて通知。利用者がベッドから離れる前の段階で気づくことで、介助者なく離床することによる転倒の回避などに利用できる。
介護者の負担軽減を図るため、最低床高は低床25cmを維持しながら、最高床高は従来品より5cm高い63cmを実現。より身長の高い介護者も、腰への負担が少ない介助姿勢を取ることができる。また、ベッド動作速度は、介護の状況に合わせて「普通」と「速い」の2段階から選択が可能となっている。
ベッドとサイドレールや介助バーとのすき間は、最新のJIS規格に規定された寸法を満たし、挟み込み事故などのリスクを抑えるよう設計されている。
そのほか、表示機能がついた手元スイッチ、立ち上がりしやすい高さなどを記憶させたポジションで一旦停止させることができるメモリー機能、判掃除の静電気を除去する帯電防止キャスター、週機能を持たせたフットボードなど、療養環境に合わせた機能やデザインの組み合わせは182種類にも及ぶ。
希望小売価格は47万7,750円〜68万7,750円(税込)。
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