エースコックは、従前より販売していた「だしの旨みで減塩」シリーズを、国立循環器病研究センター(国循)の「かるしお認定制度」を活用した商品としてリニューアルし、2月2日から新たに全国発売を始めた。
国循では、軽い塩で素材やだしの旨みを引き出す京料理の考え方をもとに減塩をすすめる「かるしおプロジェクト」を推進している。
リニューアルした5つのカップめんは、塩分を30%カットし、だしの風味でおいしさを引き立たせた、「かるしお認定」を受けた加工食品の第一号商品だ。
世界では一般的に食塩摂取量は1日およそ6gであるが、日本人では成人男性は平均11.4g、女性は9.6g摂取している。国は摂取目標量として、男性8g、女性7gを掲げているが、それすら達成が難しい状況だ。
減塩商品は、味への物足りなさから市場が伸び悩んでいるが、同社は「かるしお認定制度」を活用し、市場のてこ入れを図りたい考えだ。
【かるしおマーク】
「かるしお認定基準」に基づいて、食品事業者から申請のあった製品の審査を実施し、基準を満たした製品に対して表示を認め、食生活を改善するための一助となることを目指す。