QLifeは、ホルモン補充療法(HRT)を現在受けている・受けたことがある40~50代の女性500名を対象に、更年期障害におけるHRTの実態調査を行い、1月19日、その結果を発表した。
HRTに対しては、約6割の人が「満足」「やや満足」と回答。また、満足度が高い人ほど「もっと早く受けていればよかった」と答えている。
治療により更年期障害の症状が「改善した」「やや改善した」と感じた人は71%で、改善した症状で特に多かったのは「急な顔のほてり」「汗のかきやすさ」であった。
治療費については、過半数が「妥当だと思う」と回答しており、「どちらというと安い」「安い」と合わせると、63.4%が費用以上の治療効果を感じていた。
費用別では、1ヵ月あたり2,000円未満の患者の80%以上が「妥当だと思う」 「どちらというと安い」「安い」と回答している一方で、2,000円以上かかっている患者の半数以上が「高い」「どちらかというと高い」と回答。2,000円を境に、金額の妥当性に差が出るようである。
患者はHRTを受ける前は、1人あたり平均5.4個の症状に悩んでいたものの、約半数の患者は、症状を自覚してから受診するまでに4ヵ月以上を要していた。
治療開始前にHRTを知っていたのは半数以下の45.8%。また35.8%の人はHRTに対して不安や抵抗感が「ややあった」「あった」と回答した。具体的には「副作用がありそう」が最も多く、次いで「効果があるかわからない」「続けるのが大変そう」であった。
治療を受けると決めた最も強いきっかけは「医師からの勧め」が最も多かった。
◎QLife
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