1月14日、午前6時54分頃、宮城県内のグループホームでガス漏えい爆発事故が発生した(LPガス)。窓ガラスや、壁および台所の天井が破損し、1名が軽傷を負った。
関係機関の調査によると、事故当時、ガス警報器が鳴動していたにもかかわらず、住民が警報器のコンセントを抜いていた。その後、隣室の石油ファンヒーターを点火したところ、爆発が発生したという。
台所の末端ガス栓もしくは家庭用こんろからガスが漏えいし、滞留したガスに石油ファンヒーターの火が引火したことが爆発の原因とみられる。
経済産業省は、異常の際には以下の対応をとるよう、注意を呼びかけている。
■ガスの臭いを感じたら、直ちに緊急連絡先(液化石油ガス販売事業者又は保安機関)へ連絡する。
・使用中の火気は全部消す。
・火気は絶対に使用しない。
・着火源となる換気扇、電灯等のスイッチに手を触れない。
・窓や戸を大きく開ける。
・ガス栓やメーターガス栓を閉める。
■ガス漏れの発生を素早く認知するには、ガス警報器の設置が効果的。
なお、ガス警報器は、常に電源コンセントに接続しておく。
■ガスの消費設備を使用した際、異常を感じた場合は使用を中止し、速やかに製造メーカー又は液化石油ガス販売事業者へ連絡する。
■同省HPにガス事故防止のためのパンフレット等も参照。
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/detail/lpghoansyuuchi.html
◎経済産業省
http://www.meti.go.jp/