高市総務大臣は、昨年12月18日、消防庁を通じて、AED(自動体外式除細動器)の日常的な保管や運搬に際して適切な温度管理を行うよう、各都道府県消防防災主管部局宛てに通達した。
気温が氷点下になるような寒冷な環境下では、バッテリーの出力低下や電極パッドの凍結などによって、AEDが正常に作動しないケースがあることがわかったためだ。
AEDメーカーが発表しているAED保証温度は、おおむね0度~50度。
そのため、暖房が切れると気温が氷点下になるような場所や、建物入口付近の暖房があたらないところに設置している場合には、設置場所の移動やヒーター付ケースに交換するなどの対応が必要だ。
◎高市総務大臣閣議後記者会見の概要(2014年12月19日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000344.html