不動産の開発・販売を行う大京は、1月13日、東京都中野区で初となるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「かがやきの季(とき)・中野南台」(28戸)が竣工したことを発表した。
大京と個人が共同で所有する社員寮をバリアフリー対応にするなどし、サ高住の登録基準に適合した建物に改修した。入居は2月1日から。
「かがやきの季・中野南台」は、方南町駅から徒歩5分の場所に位置し、医療施設や商業施設、区運営の高齢者会館も徒歩圏内に整う。
各居室と、住戸内トイレや食堂、浴室などの共用部には緊急通報装置が、また入居者にもペンダント型緊急通報装置が用意され、具合が悪くなった場合は24時間いつでも介護職員初任者研修修了者が駆けつけ、対応する。また、車イスが必要な方対応の機械浴室(パンジー:座位入浴)も完備する。
建物内には介護サービス事業を運営するウイズネットの訪問介護事業所を併設し、生活相談や安否確認、緊急時対応、食事サービスを提供するほか、エクセリーベが提供するテレビ電話による見守りサービスを業界に先駆けて導入する。
入居費用は、家賃125,000円、共益費35,000円、基本サービス費55,000円をあわせて月額215,000円(税込)。さらに食事サービス費を加えると月額269,000円(税込)となる。
「かがやきの季・中野南台」は大京グループが初めて手がけたサ高住。同グループはこれを皮切りに、今後10年で「かがやきの季」シリーズ60棟の稼動を目指す。