一般用医薬品の製造販売を手がける日東薬品は、12月17日、乳酸菌(NTM048株)とその菌体外多糖(EPS)に免疫力を高める効果があることを発見したと発表した。石川県立大学の山本憲二教授ら(生物資源工学研究所)、広島大学の田辺創一教授(大学院生物圏科学研究科)との共同研究により明らかにされた。
NTM048株はエンドウマメから単離した乳酸菌で、マウスでの実験により、免疫力を高める効果があることがわかった。また、NTM048株は菌体外多糖(EPS)と呼ばれる物質を多く産生し、免疫機能の異常によって起こる疾患の炎症を抑制することが明らかになったという。
NTM048株とEPSは、医薬品分野や機能性食品分野への応用が期待できるとして、日東薬品は1年後の食品事業化を目指す。