システムコンサルティングを手掛けるポジティブイットは、12月17日、「介護・福祉タクシー予約・配車」パッケージサービスをスタートすることを発表した。
IP無線機、コールセンター、予約・配車システムを複合した、日本初のパッケージサービスで、東京バリアフリーツアーセンター、東京福祉限定輸送協会、およびリムジンケアサービスと共同で開発。
来春のテスト運用を経たのち、約100台でスタートする予定だ。
仕組みは、利用者がスマートフォンやタブレットを使いアプリで予約を行うと、コールセンターに位置情報や連絡先等が送信され、迎車可能なタクシーがすみやかに配車されるという流れだ。将来的には、音声読上げによるサポート機能も実装する。
介護・福祉タクシー会社においても、低コストで効率のよい配車が実現でき、運用コストを低減できるというメリットがある。
国土交通省は、「移動等円滑化の促進に関する基本方針」(平成23年3月改正)の1つに、13,856台(2013年3月末)の介護・福祉タクシーを、2020年度までに28,000台に増やすことをあげている。本サービスにより、新規参入の障壁が軽減されることが期待される。
利用料金は、 1台あたり月額15,000円(税別)で、IP無線機の利用料、コールセンターの利用料、システムの利用料が含まれる。
◎ポジティブイット
http://www.positive-it.co.jp/