前立腺がん治療薬「ジェブタナ」(一般名:カバジタキセル)を販売するサノフィは、12月、重篤な発熱性好中球減少症の発現があるとして、「適正使用に関するお知らせ」を公開した。
同剤は、2014年9月4日の販売開始以降、約200例に使用されているが、重篤な好中球減少症・好中球数減少が31例、発熱性好中球減少症が11例報告されており、そのうち5例が死亡している。
サノフィは医療機関等に対し、本剤による治療中(特に初回投与後)は頻回に血液検査(白血球分画を含む)を実施するとともに、発熱が認められたら直ちに血液培養等を実施し、適切な抗菌薬投与を開始するよう注意を促している。
◎適正使用に関するお知らせ
http://e-mr.sanofi.co.jp/di/information/JET20141208.pdf?date=20141208222956