内閣府は、本格的な暖房シーズンの到来にあたり、高齢者の暖房器具などの製品事故への注意を呼びかけている。
平成20年度~24年度までの5年間に、石油ストーブやガスこんろなどの消費生活関連製品で起こった事故は2,108件で、そのうち149人が死亡し、265人が重傷を負っている。
これらの事故のうち、60歳以上が占める割合は、石油ストーブで71.2%、ガスこんろで56.3%、石油温風暖房器で53.5%と、高齢者の比率が高くなっている。
一般に、高齢者は住居内での生活時間が多く、加齢に伴って視覚・聴覚などの感覚機能や運動機能も低下していることから、若い年代よりも事故が発生しやすくなっている。
居宅の暖房器具などは適切に使用されているか、また燃えやすいものを近くに置いていないか、いま一度見直してみてはどうだろうか。
◎「ここにご注意!高齢者の製品事故」(内閣府)
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201409/3.html#anc01