サンスターは、世界6ヵ国のオーラルケア・歯周病事情に関する調査を行い、11月10日、調査結果を発表した。
調査は、日本、米国、ドイツ、オーストラリア、英国、スウェーデンに住む20~69歳の男女380人、計2,280人を対象に行われた。
調査の結果、日本は口腔内細菌感染症である歯周病の可能性のある人は5人に1人と、6ヵ国のなかで最多であった。
歯周病のセルフチェック(※1)においても、8割近くの人が何らかの歯周病の疑いのある症状を自覚しており、8項目中3項目以上あてはまると回答した人は日本は最多の20%であった。
同一家族を対象にした研究によると、むし歯や歯周病の細菌は家族間で伝播することがわかっている。
日本ではキスの習慣がなく、今回の調査でも、パートナーとのキスは、日本では平均1.31回/週で最も少ないという結果であった。しかし歯みがき時に使用するコップを同居している人と共有している人は、日本が32%で6カ国中最も高いという結果が出ており、そのような習慣が影響している可能性もある。
いずれにしても、歯周病は世界的に最も多い感染症であり、全身へ影響することも明らかになっていることから、原因菌のコントロールを心がけることが重要だ。
※1 歯周病のセルフチェック
参照:日本臨床歯周病学会http://www.jacp.net/jacp_web/general/about.html
「朝起きたとき、口の中がネバネバする」「ブラッシング時に出血する」「口臭が気になる」「歯肉がむずがゆい、痛い」「歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)」「かたい物が噛みにくい」「歯が長くなったような気がする」「前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる」の8項目のうち
*項目3つあてはまる:油断は禁物です。ご自分および歯医者さんで予防するように努めましょう。
*項目6つあてはまる:歯周病が進行している可能性があります。
*項目全てあてはまる:歯周病の症状がかなり進んでいます。
◎サンスター
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