介護資金の準備を行っている人は1割未満―保険クリニック

保険ショップの「保険クリニック」(運営:アイリックコーポレーション)は、20歳~60歳までの男女250人を対象に行った、老後の準備についてのアンケート結果を11月7日発表した。

調査では、老後の生活のための資金準備や心構えを行っている人が多くみられた。また、介護資金の準備をしている人もわずかながらいるという結果であった。

主なアンケート結果は以下のとおり。
■老後資金の準備をしているのは約34%
老後資金の準備をしていると答えたのは169名(男性:84名、女性:85名)で、全体の33.8%であった。
また、20~39歳の人の割合も約44%と、早いうちから老後の準備を始める人が増えているようである。

■老後資金の準備は主に預貯金で
老後資金は、預貯金での準備が最も多く、次いで個人年金保険や生命保険などの保険が多かった。

■老後資金の目標金額は平均3,300万円
目標金額については、「100万円」~「3億円」と人によって幅があり、平均は「約3,300万円」となった。
また、回答が最も多かったのは「1,000万円」であった。

■40歳~60歳では3.7人に1人が介護経験者
介護経験については、106人が「ある」と答えた。
40歳~60歳が多く、「現在介護している」は8.0%(20人)、「介護したことがある」は18.4%(46人)であった。
また20歳~39歳でも、「現在介護している」は2.0%(5人)、「介護したことがある」は14.0%(35人)いた。

介護で困ったことは「時間」「費用」 
介護経験者に聞いた、介護をしていて困ったことの一位は「自由にできる時間がない」で、以降「介護にかかる費用の確保」、「先の見通しが立たない」と続いた。
その他の意見として、「精神的ストレス」「自分の休息ができない」があがった(複数回答)。

■自分の介護は「介護職員に」が43%で最多
自分が介護が必要になった際に、介護をお願いしたい相手は、以下のような結果であった(複数回答)。
また「介護される前に亡くなりたい」という回答も多く寄せられた。
配偶者 165人…27.3%
こども 117人…19.4%
嫁・婿 18人…3.0%
親・兄弟 23人…3.8%
介護職員 261人…43.2%

■自分や家族に介護が必要になった時に心配なのは「お金」
「お金」を心配する人が424人で最も多く、次いで「自分や家族の負担(287人)」「仕事(125人)」と続いた。
また、「介護の方法がわからない」「介護施設が見つからない」「公的制度の利用方法がわからない」といった、制度に関する不安も多くみられた。

介護のための資金準備をしている人は約10%
自分や家族に介護が必要になった場合の資金準備をしている人は9.8%で、多くは「していない」と答えた。
老後資金の準備をしている人は34%いたが、介護資金までは手が回っていないのが実情のようだ。

◎保険クリニック
http://www.hoken-clinic.com/

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