サンスターは、世界6ヵ国の20~69歳の男女2,280人を対象に、オーラルケア・歯周病事情に関する調査を実施し、10月20日、その結果を発表した。
調査は、9月2日~17日にインターネットを通じて実施され、日本や米国、ドイツ、オーストラリア、イギリス、スウェーデンの20~69歳の男女、各国380人が対象となった。
調査の結果、日本は「歯周病」の認知率が98%と6ヵ国で最も高かった。しかし一方で「歯のケアに時間やお金をかけたくない」と考えている人は30%にのぼり、6ヵ国で最も多かった。
また日本では、オーラルケアのアイテムとして、ハブラシとハミガキペーストのみを使用するケースが多く、デンタルリンスや歯間ブラシなど他のアイテムの普及率は他国と比べて低いことがわかった。
現在、歯周病の感染経路は思春期以降の唾液感染であると推測されているが、調査では、歯周病が感染症だと知っている人は日本では25%にとどまった。
現状では、多くの人が歯周病の症状がなければ歯科医院を受診しないのが実情だ。
歯周病の予防には、ハブラシを適切に使用してプラークを除去することが重要であるが、ハブラシだけでは完全にコントロールできないことから、同社は、歯間ブラシやタフトブラシなどの補助的清掃具やデンタルリンスなどの併用をすすめている。
そしてなにより大切なのは、歯科医院を定期的に受診することだろう。
◎サンスター
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