厚生労働省は、敬老の日を控えた9月12日、今年度中に100歳に到達し、または到達する見込みの高齢者の数は、9月1日現在で29,357人(前年度比+1,188人)であることを発表した。
都道府県別にみると、最も多いのは東京都の2,476人(男性390人、女性2,086人)で、次いで大阪府の1,534人(男性192人、女性1,342人)、神奈川県の1,501人(男性243人、女性1,258人)であった。最も少ないのは鳥取県の215人(男性33人、女性182人)であった。
一方、国内の100歳以上の高齢者の数は58,820人(前年比+4,423人)となり、そのうち女性は51,234人で全体の約87%を占めた。
人口10万人当たりの100歳以上の高齢者の数を都道府県別にみると、島根県が90.17人と最も多く、全国平均の2倍近くになったほか、高知県が86.44人、鳥取県が79.58人、鹿児島県が77.26人、香川県が73.71人と、西日本の比率の高さが目立っている。
最高齢の女性は、大阪市在住の大川 ミサヲさん(116歳)で、明治31年生まれ。一方、最高齢の男性はさいたま市在住の百井 盛さん(111歳)で、明治36年生まれ。
大川さんは特別養護老人ホームに、百井さんは療養型病床に入所されているが、お二人とも食事もしっかりとり、活動的に過ごされているそうだ。
大川さんは女性の世界最高齢として、また百井さんは男性の世界最高齢として、それぞれギネスに認定されている。
◎厚生労働省
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