介護業界の労働組合であるUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)が毎年3月に行っている「就業意識実態調査」の結果が、8月18日、発表された。
今年度は、基本的な就業実態の調査に加え、「介護の魅力」や「改正労働契約法」についての項目も設定された。
追加項目に関する回答では、以下のような特徴がみられた。
■介護の仕事でやりがいや喜びを感じる場面は、「「ありがとう」と言われた時」「利用者家族の笑顔を見たとき」「利用者・家族との信頼関係が築けたとき」と、人の役に立っていることを実感した時が多かった。
■改正労働契約法の認知度は26.7%と低く、有期労働契約者にとって重要な改正が十分に周知されていないことが浮き彫りになった。
■一方で、「有期労働契約から無期労働契約への転換」を希望する有期労働者は34.5%と、それほど多くはなかった。
【2013年度就業意識実態調査】概要
■調査対象期間:2014年3月1日~31日
■調査対象:日本介護クラフトユニオン組合員
■調査項目数:全29項目
■調査方法:無記名自記式
■回答人数:4,589人
・月給制2,793人(回答率85.94%)
・時給制1,796人(回答率55.26%)