医療・福祉ITベンチャーの株式会社エストコーポレーションは、8月1日、介護施設を利用する高齢者を対象とした高齢者専門のオンライン通話サービス「ゆないとコール」を開始した。
「ゆないとコール」は、介護施設を利用する高齢者がオンライン通話サービスSkype(スカイプ)を通じて専門オペレーターと会話するサービス。高齢者の認知症予防・進行抑制および介護スタッフの負担軽減を目的とする。
本サービス利用後は、実際の会話や利用者の様子がレポートにまとめられ、介護施設に提出される。それにより、介護スタッフの高齢者に対する理解を深めるきっかけにもなる。
また、「ゆないとコール」は大型テレビなどに接続し、大人数で会話を楽しむ「茶話会」として利用することも可能。共通の話題で盛り上がることで、高齢者同士の交流を増やすこともできる。
【「ゆないとコール」概要】
■サービス:高齢者専門のオンライン通話サービス
■開始時期:2014年8月1日
■ターゲット:介護施設を利用する高齢者
■目的:介護施設を利用する高齢者の満足度向上、高齢者の認知症予防・進行抑制、介護スタッフの負担削減
■方法:オンライン通話サービス「Skype(スカイプ)」にて、専門オペレーターによる「回想法※1」を取り入れた会話を行う
■料金:480円/30分
※1 回想法
1963年にアメリカの精神科医バトラーによって提唱された心理療法。幼少期や学生時代といった高齢者の記憶を引き出し、共感しながら思い出を蘇らせることで、精神的に心地よい環境を作り出し、認知症の進行抑制や精神的な安定をはかる。
◎エストコーポレーション
http://est-corporation.jp/