東京都社会福祉協議会養護分科会は、養護老人ホームの役割を広くPRするため、「大都市東京の養護老人ホーム」パンフレットを作成した。
「特別養護老人ホームとの違いは?」「まだあるの?」「介護保険で利用できるの?」と素朴な疑問をもつ人も多いだろう。
養護老人ホームは、さかのぼれば戦前の「救護法」に基づいて設置された「養老院」に始まる。現在でも老人福祉法の「措置施設」として残されており、原則として65歳以上で、入院加療を要する状態ではなく、環境上・経済上の理由で居宅での生活が困難な高齢者が入所できる。
入所希望者は、市区町村の担当窓口や福祉事務所で手続きを行うが、その際、介護保険施設と同様、調査と入所判定がある。
東京都内には、34か所の養護老人ホームがあり、東社協養護分科会では、東京の養護老人ホームを多くの人に知ってもらうために、10ページほどのパンフレットを作成した。
東京の養護老人ホームの状況、入所基準や申込み方法、費用や生活に関するQ&Aなどが掲載されているので、身寄りがない、経済的な問題を抱えているなどの利用者を担当するケアマネジャーは、ぜひ一度目を通しておきたい。
■大都市東京の養護老人ホーム
http://www.tcsw.tvac.or.jp/bukai/kourei/news/documents/yougo.pdf
◎東京都社会福祉協議会
http://www.tcsw.tvac.or.jp/index.html