TOTO株式会社は、7月17日、サービス付き高齢者向け住宅の共用部や高齢者施設向けに、浴室でのさまざまな介助をサポートする入浴サポート浴槽を搭載した「介護ユニットバスシリーズ」を8月18日に新発売すると発表した。
近年、高齢者施設では個別ケア(ユニットケア)の推進で入浴スタイルに変化が起こり、従来の大浴場で大人
数で一度に入浴する方法から、プライバシー保護や感染症予防のために、複数の個室で一人ひとりが入浴する
「個別入浴」が望まれるようになっている。
同社では、これまで個別に提案してきた浴室まわりの介護サポート関連商品の開発ノウハウを生かし、浴室全体で介助負荷を低減できる「介護ユニットバスシリーズ」を開発。 自立歩行できる人はもちろん、手すり・つえ使用の人から車いすの全介助が必要な人まで幅広く利用できる仕様で、介助する人もされる人も安心して使用できるものを目指した。
浴槽には特にこだわって開発し、「3方向握れるリムがあれば浴槽への出入りをサポートできる」「洗い場と浴槽底面の段差が無ければバランスを保ちやすい」など、介助する人やされる人の使用時を想定し、浴槽そのもので入浴をサポートできる形状を検討。リムの掴みやすさや浴槽のまたぎやすさなど試作品で検証を重ね、浴槽リムの形状・寸法などこれまでのノウハウを取り入れて完成させたという。
【商品の概要】
■商品名:介護ユニットバスシリーズ
・2020サイズ 希望小売価格2,095,200円(税込・組立費別途)
・1620サイズ 希望小売価格1,900,800円(税込・組立費別途)
■主な特長
・新開発「入浴サポート浴槽」
3方向の握れるリムで出入り・立上りをサポート、浴槽底面と床の段差なし。
・浴室全体の安心サポート
手すり設置(9本)、すべりにくい「カラリ床」を採用。
・介助負荷の低減
トランスファーボード搭載(2個)で、介助の方法に合わせた組み合わせを可能に。
・排水時間の短縮
「スピード排水トラップ」で排水時間30%(同社が想定した排水管条件での測定結果)短縮。
◎TOTO株式会社
www.toto.co.jp