JTは、1965年以降毎年実施してきた「全国たばこ喫煙者率調査」について、2014年5月実施の調査結果を発表した。
それによると、喫煙者率は、健康意識の高まりや相次ぐ値上げ等で年々減少している。5月現在の全国の喫煙者率を、男女別・年代別でみると、以下のとおり。
【男性】20代 29.4%、30代 36.6%、40代 38.5%、50代 36.6%、60代 21.1%
【女性】20代 10.1%、30代 13.0%、40代 14.8%、50代 13.1%、60代 5.6%
地域別喫煙者数は、男性では東北が最も高く(35.3%)、以下、北海道、北陸甲信越、九州沖縄と続く。
女性では、北海道が最も高く(17.2%)、以下、東北、関東、九州沖縄と続く。
また、1日に何本吸うかという喫煙本数では、男性が19本、女性は15.1本という結果だったが、年代別では、60歳以上が最も高く、男性20.5本、女性16.5本という結果だった。
全体を通してみると、喫煙率が高いのは、男女ともに40代だが、喫煙者の1日当たりの本数は、年齢とともに上昇傾向にあり、長期間、喫煙している人ほど、本数も多いと予想される。
【2014年「全国たばこ喫煙者率調査」要領】
■調査目的:全国成年男女に占める喫煙者の割合(喫煙者率)を把握することを目的とする。
■調査時期:2014年5月
■調査対象および標本数:全国成年男女を対象とし、約32,000人に依頼。有効回収標本は19,420人(有効回収率60.5%)
◎日本たばこ産業(株)
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