<こんな本がほしかった!>『ホームヘルパーの認知症ケア事例集』発行

ミネルヴァ書房は、7月20日、『ホームヘルパー認知症ケア事例集』を発行した。編著は京都福祉サービス協会編集委員会。

政府の推計によると2025年には認知症の人が470万人になり、うち約半分弱が在宅で過ごすことになると予想されている。少子化が進み独居の高齢者が増えている現在、住みなれた環境で生活を続けていくためには、ホームヘルパーの援助が不可欠である。その援助には専門性があり、ボランティア等でおきかえられるものではない。本書は長年在宅介護に携わってきた団体が、パーソン・センタード・ケア方式で取り組んできた事例を紹介する。

■ここがポイント:
◎各章1事例はひもときシートを使用して分析
◎現場のホームヘルパーにわかりやすい書き方
◎在宅で起こりえる問題点やその解決方法のヒントが満載

■目次:
はじめに
第1章 尊厳の保持について考える
 1 自分でできる
   ──人に頼ることを潔しとはしない思いとは
 2 本人の意向
   ──「自分でする」という本人の意向と生活上の問題解決どちらを大切にするか
 3 服薬管理
   ──できていないことを認めたくない本人の自尊心を傷つけないために
 4 口から食べたい
   ──嚥下障害でドクターストップがかかっている利用者の食べたいという気持ちに寄り添う
 5 拒否への対応
   ──なぜゴミを捨てるのか,少しずつその理由を理解していく
 !ひもときシートから実際の事例を分析する!
第2章 周辺症状について考える
 1 徘 徊
   ──外出のたびに戻れなくなる本人の安全を確保するために
 2 買物依存
   ──食材を買いこみたい本人の気持ちに共感する
 3 被害妄想
   ──訴えを苦痛や不安のサインととらえて状況を改善していく
 !ひもときシートから実際の事例を分析する!
第3章 自立生活支援について考える
 1 過去の経験に寄り添う
   ──本人の良い時代の語りを傾聴し、一緒にできることを考える
 2 助けはいらない
   ──援助が必要な状況下で相次ぐ訪問キャンセルにどう対応するか
 3 自尊心を守る
   ─本人の行動ではなく感情に寄り添いながらの援助
 !ひもときシートから実際の事例を分析する!
第4章 家族との関係・理解について考える
 1 母娘の衝突
   ──暴力を受けたと双方が訴える状況に悩む
 2 子の認識と現状とのギャップ
   ──直面する問題をどう解決していくか
 !ひもときシートから実際の事例を分析する!
資料編
1 ひもときシートを活用してみましょう
 2 認知症の代表的な4つの原因疾患と対応のポイント

■書名:ホームヘルパー認知症ケア事例集

■著者:京都福祉サービス協会編集委員会

■発行:ミネルヴァ書房

■定価:2,200円+税

■体裁:B5・156ページ

■ISBN:9784623070961

◎ミネルヴァ書房
http://www.minervashobo.co.jp/

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