<民間調査>40・50代調査で「親の介護」は不安だが、8割は「準備せず」と回答

第一生命保険株式会社のシンクタンク、株式会社第一生命経済研究所では、全国の40 代・50 代の男女3,376 名を対象にマネー・ヘルス・タイムのそれぞれの分野でどのような不安を抱き、どのような備えをしているのかアンケート調査を行い、その結果を7月24日に発表した。
ヘルス編の結果より、ここでは親の介護に関する項目を紹介する。

■親の健康状態
父親・母親の健康状態をたずねたところ、父親、母親が「要介護・要支援認定を受けている」(以下、「要介護・要支援」)割合は、それぞれ6.3%、10.3%。また、これに「要介護・要支援認定は受けていないが、日常生活に手助けや見守りを必要とすることがある」(以下、「要手助け・要見守り」)を加えた割合は、父親では11.9%、母親では19.6%となっており、母親のほうが手助け・見守りを要していることがわかった。

回答者の年代別にみると、父親が「要介護・要支援」の割合は、回答者が40代前半の時には3.1%だが、50代後半では8.2%と上の年代になるほど高くなった。また、母親が「要介護・要支援」である割合は、50代前半では13.5%、50代後半では17.8%であり、50代、特に後半の時にかなり高くなった。
父親が「要介護・要支援」か「要手助け・要見守り」である割合は、回答者が40代後半になると1割を超えた。

また、母親におけるその割合も回答者が40代後半の時に1割を超え、さらに50代前半の時には2割、50代後半の時には3割を超えた。一方、「日常生活に見守りや手助けを必要とすることはない」割合は、回答者が50代後半の時には父親で15.8%、母親で34.5%のみだった。

■親に介護が必要になった場合の不安
親に介護が必要になった場合に、不安をどの程度感じるかたずねたところ、不安(「非常に不安」+「やや不安」)と感じる割合をみると、「介護を必要とする期間がどれくらいになるかわからないこと」が75.8%で最も高く、次に「介護施設を希望しても入れないこと」「親が望む方法で介護できないこと」が7割前後を占めていた。また、「自分が働き方を変えざるを得ないこと」「自分が仕事を続けられなくなること」という自分の仕事への影響もこれらの項目に続いている。それ以外でも、ほぼすべての項目において不安を感じる割合が半数を上回っており、介護に対する不安の高さがうかがえる。

■親の介護に対する準備
自分の親の介護に対する準備状況をたずねたところ、あてはまる(「あてはまる」+「ややあてはまる」)と答えた割合をみると、「親に、介護予防のための体力・健康づくりを促している」が33.1%でこの中では最も高くなっていた。「親の介護を誰がするのかについて、親と話し合っている」「親の介護を誰がするのかについて、他の家族と話し合っている」という介護の担い手についての話し合いに関する項目や、「親に、介護が必要になったときのための経済面での準備をするよう促している」という項目にあてはまると答えた割合は2割強だった。裏を返せば、8割近い人はこれらの準備をおこなっていないことになる。

◎第一生命経済研究所
http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/top.cgi

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