舛添要一著『母と子は必ず、わかり合える―遠距離介護5年間の真実』が発行された。
2007~2009年まで厚生労働大臣を務め、現在は東京都知事として活躍する舛添要一氏の政治家としての原点は、5年間にわたり母親を遠距離介護したことだ。その後。参議院自民党政策審議会長や厚生労働大臣を務めた日々も、この体験を、1日も忘れたことはなかったという。
2014年、東京都知事に選出され、ついに自分の手で、理想の福祉社会を実現できるようになった。舛添氏が目指す「世界最先端の福祉都市」東京の姿とは何か? 母の介護で舐めた辛酸を、体験した縦割り行政の不条理を、そして母とともに過ごした最後の日々をタテ糸にして、とことん福祉を考える。
なお、本書は、2008年1月に佼成出版社から発刊した『私の原点、そして誓い』を改題、大幅に加筆し、再編集したもの。
【目次】
まえがき――人生の羅針盤となった母の教え
第一章 母の死
第二章 母に襁褓(むつき)をあてるとき
第三章 認知症の悲しみ
第四章 親子で戦った都知事選挙
第五章 母の贈り物
第六章 父の面影を追って
第七章 二つのいのち
第八章 母との別れ
第九章 母を葬送(おく)る
■書名:母と子は必ず、わかり合える―遠距離介護5年間の真実
■著者:舛添要一
■発行:講談社新書
■価格:880円+税
■体裁:新書・224ページ
■ISBN-10: 4062728532
■ISBN-13: 978-4062728539
◎講談社
http://bookclub.kodansha.co.jp/