元ヤンキー「笑う介護士」に学ぶコミュニケーション術――セミナーレポ

7月24日、東京都渋谷区にて、福祉人材教育コンサルティング企業のエイチエルが主催する介護職向けセミナーが開催された。70名の会場には、全国各地から参加者が詰め掛けた。

第1部の講演は、元ヤンキーから医療福祉の世界に飛び込んだ、“笑う介護士”こと袖山卓也氏。黙々と機械的作業になりがちな介護を、ユーモア溢れるコミュニケーションで豊かにする実践法を著し、現在はフリーの立場として全国の事業所を行脚している。

袖山氏の持論の1つが、身体機能や脳機能だけでなく「心」の側面を大切にした介護
利用者の人権を軽んじる対応、虐待まがいの処遇を行う数々の現場を立て直した経験から、「人の心の痛みに気づく感覚を、社会に率先して磨かなければいけない介護職が、自らの甘さを放置している」と厳しく現状を追及した。
また介護職の処遇改善が叫ばれる風潮について「いいかげんな倫理観で介護をやってるなら、給料を返戻したほうがいい」と客観的内省を促した上で、職場内でプロ意識を磨き合うための具体的方法を紹介した。

最後に、「僕らのようなプロの存在無しには生きていかれない人のことを考えて。世の中にはもっと介護が溢れなければならない」と訴えかけると、静まり返って耳を傾けていた参加者に同感の拍手が沸いた。

第2部は、心理カウンセラーで「認知症パーソンセンタードケア」の伝道を担う寺田真理子氏が登壇。中学時代からの薬物依存を脱し、社会に出てから経験したひどいを乗り越えた経験をもとに、様々な指南を行った。

「自分がこうなりたい」と憧れる人物を思い定めて思考パターンを真似る「モデリング」、無理やりのプラス思考ではなく、考え方を自分で選べることに気づく「リフレーミング」などの心理学的アプローチは、相談援助の技術としてだけでなく介護職自身の自己啓発にも役立つ手法。「怒りというのは『第二感情』で、その背景には自分の中の期待や心配といった第一感情がある。怒りに任せて場当たり的な対応にならないように」と、自己覚知の大切さなどを語りかけた。

セミナーの最後に、袖山氏、寺田氏、理学療法士の田中義行氏、主催者で介護事業所経営に携わる辻川泰史氏による座談会が行われた。
参加者からは「優しくなれない自分とどう向き合えば」「年収アップの要件は」「福祉にイノベーションは起こるか」といった質問が投げかけられ、各パネラーから励ましのメッセージが送られた。

エイチエルでは今後も引き続き、介護に特化した現場向け、リーダー向け、経営者向けなどの各種セミナーを企画していく。

エイチエル
東京都武蔵野市御殿山1-2-4 ゼクシア吉祥寺
TEL.0422-70-1601 FAX.0422-70-1602

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