インフィック株式会社は、認知症による徘徊に悩む世帯向けに、認知症老人徘徊感知機器「ラムズロックアイズ」のサービスを開始した。
同サービスは、「カメラ」「スピーカー」「検知機器」の3つで対応。カメラとスピーカーを玄関などに設定すると、認知症の家族らが玄関から外に出ていこうとするのを赤外線が感知して、あらかじめ録音した家族の声で「おじいちゃん、家の中に戻ってください」「外に出たら危ないですよ」などと呼びかける。と同時に、家族にメールでも通知して、スピーカーを通じて呼び止めを行うことも可能だ。もし、徘徊を呼び止められなかったとしても、カメラの録画映像から服装などを確認し、捜索時の重要な手がかりとしても利用できる。
同社によると、機器は同社の画像認識技術を応用した画期的な検知システムで、全国の在宅介護の家庭に貸与が可能だ。厚生労働大臣が定める福祉用具の認定を受けているので、要介護2以上の高齢者は1割負担(月額1800円、通信料別)で利用できる。
利用者からは「家族から見守られていて安心感がある」「いつも孫が近くにいるようでいい」といった高い支持を得ているという。
◎インフィック株式会社
http://www.infic.net/