MSD株式会社は、地域の予防医療をサポートするプロジェクト「測って、試して!『予防医療』知って隊」を開始した。本プロジェクトは、MSDの予防医療CSR活動の一環として、地方自治体、地域の団体や機関および商業施設などと協力して予防医療を伝え、人々がその重要性を認知し自らの健康管理に積極的に取り組むことで、地域全体の健康寿命延伸に貢献することを目的としている。
2014年6月1日(日)には「測って、試して!『予防医療』知って隊」を、イオンモール佐久平(長野県佐久市)にて同店舗と共催で実施しました。約100人が同店舗内に設置されたイベントブースで、体脂肪率や腹囲を測定したりしてメタボリックシンドローム度をチェックしたり、運動不足度を測ったりして、健康と予防医療の重要性を体験しました。本活動は、長野県・栃木県・宮城県を中心に各地の団体や商業施設と協働し、2014年末までに計16回の実施を予定しております。
生活環境の改善や医学の進歩によって感染症などが減少する一方、がんや循環器疾患などの生活習慣病は増え続けており、日本において生活習慣病は死亡者数の5割を超えている(厚生労働省:平成24年人口動態調査)。また、要支援および要介護が必要となるおもな原因は、脳血管疾患をはじめとした生活習慣病が3割、認知症や高齢による衰弱、関節疾患、骨折・転倒が5割を占める(厚生労働省:平成22年 国民生活基礎調査)。
予防医療とは、生活習慣の改善や予防接種を受けるなどして病気を未然に防ぐ1次予防、定期検診などで病気の早期発見・早期治療に取り組む2次予防、病気になっても適切な治療などにより増悪防止や再発防止をはかる3次予防までを含む包括的な概念であり、医療と介護の連携が強化される地域包括ケアシステムにおいては、ますます重要となってくる。
■予防医療の3つの段階
出典:厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会次期国民健康づくり運動プラン策定専門委員会「健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料」、2012年
◎ウェブサイト「予防医療.jp」
http://www.yobou-iryou.jp/