厚生労働省は、5月27日、熱中症予防を広く国民に呼びかけるリーフレット「熱中症予防のために」を公開した。
同省では、地方自治体、都道府県労働局に対し、リーフレットの周知依頼の事務連絡を発出。保健所や保健センターはもちろん、介護サービス事業者、老人クラブ、民生委員などを通じて広く呼びかけることにより、熱中症予防の普及啓発・注意喚起の取り組みを推進していくという。
リーフレットの主な内容は以下のとおり。
■暑さを避ける
・室内では…扇風機やエアコンで温度を調節/遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用/室温をこまめに確認/WBGT値も参考に
・外出時には…日傘や帽子の着用/日陰の利用、こまめな休憩/天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
・からだの蓄熱を避けるために…通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する/保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
■こまめに水分を補給する
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給する
■熱中症が疑われる人を見かけたら
・涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
・からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす(特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)
・水分補給
水分、塩分、経口補水液などを補給する
・自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼ぶ
また、熱中症についての情報源として、厚労省や環境省、気象庁、消防庁のHPアドレスも掲載している。
リーフレット「熱中症予防のために」は、HPからダウンロードできる。
◎厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/