<医師不要!>誰でも簡単・正確に軽度認知障害を判別できるツール販売

パラマウントベッド株式会社は、6月1日、「軽度認知障害(MCI)判別ツール」の販売を開始すると発表した。
軽度認知障害(MCI)判別ツール」は、認知症予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の状態かどうかを判別するもので、アメリカで研究・開発された認知機能チェックの日本語版。インターネット上のプログラムを用いて、実施者と対象者の対話形式で行う。

このツールでの認知機能チェックは、実施時間は約10分と短時間ながら、実施終了後すぐに97%の正確性で判別。結果は0~100の指数で表わされ、49.8未満であるとMCIの疑いがあることが分かる。テスト結果は全てデータベースに保存されるため、過去の数値と比較するなど、長期的に対象者の経過と比較することも可能だ。これまで医師や有資格者でないと困難とされていた判別を誰でも簡単に行うことができるのが最大の特長だろう。

【「軽度認知障害(MCI)判別ツール」の特長】
■97%の正確性で判別
米国国立老化研究所が推奨する国際的認知症診断ツールであるCERADバッテリーをベースに、米国Medical Care Corporation社が研究・開発した認知機能チェックテストであり、米国内で行われた正確性検証の結果、97%の精度、94%の感度、89%の特異度を示した。

■初期の異常・正常の判別(信号機の役割)
このテストはアルツハイマー型に限らず、様々な背景要因による認知機能低下に対応。年齢や原因を問わず認知機能低下の早期発見においては、対象者の経験している認知機能低下などの問題が正常老化によるものなのか、何らかの疾病等が起因する異常なのかを精度の高いツールで判別する必要があり、このテストの利用が有用となっている。

■米国での実地件数は約50万件
研究、臨床さまざまな目的で全米で約2500人の医師が利用している。

■運用・導入も簡単
ソフトウェアの導入不要、実施者の資格不問。テストの実施に当たっては、回答に合わせてクリックするだけで、採点、評価が自動で行われる。結果レポートの作成もテスト後、1クリックで出力。もちろんデータの蓄積・出力も、いつもでCSV形式で出力可能。

■さまざまな器官・団体にて採用
日米の民間保険会社や地方自治体、医療機関等で採用。
同社は、このツールの日本国内販売総代理店である株式会社ミレニアと業務提携し、病院やクリニック、自治体などへの導入を目指しており、初年度の販売目標は、100施設ほど。MCIは認知機能の低下が見られる最も初期の状態を言うが、そのままにしておいた場合、認知機能の低下が続き、約半数の割合で認知症になる可能性があると言われている。しかし、適切な生活習慣改善などの予防策や治療により、認知症への進行を防いだり発症を遅らせたりできることが分かってきていることから、早期に発見し、専門医へ相談することが認知症予防において重要となっている。

軽度認知障害(MCI : Mild Cognitive Impairment)とは
認知機能に加齢に伴う物忘れとは異なる問題が見られるが、日常生活においては、自立した状態にあることを言う。2013年に発表された厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症、もしくは認知症の前段階であるMCIの状態であると言われおり、2012年時点で、国内の認知症の人は、約462万人、認知症予備軍とされるMCIの状態の人は、約400万人とされている。

◎パラマウントベッド
www.paramount.co.jp

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