著名人ら親を語る――「オヤノコト.エキスポ2010」 リポート(2)

7月17〜18日の2日間、東京国際フォーラム(有楽町)にて、高齢者に便利なサービス等を紹介する「オヤノコトエキスポ2010」が開催された。
3回目となる今年のテーマは「世代間コミュニケーションの活性化」。同居・別居にかかわらず、親の暮らしがそろそろ気になる子世代へ、企業ブースとセミナーの形式でさまざまに提案された。

今年のセミナー企画は、有料老人ホーム高齢者向け賃貸住宅の選び方、健康長寿のための食事、認知症予防、葬式、相続など。1人ひとりに合った福祉用具選びと活用についての公開事例検討会には、介護専門職も詰めかけた。

ミニステージには著名人も登場し、講演を行った。
「親子の絆とコミュニケーションの大切さ」をテーマに、同居する母親とのユーモア溢れるやりとりを語ったのは落語家の林家正蔵さん。「親が元気で何が良いかって、家族で何かモメても親の一言で治まりがつくってことですかね。だから、面倒見るっていうんじゃなく、親が心地いいポジションに居てもらえるように子どもも努力していけばいい」と、親を家庭内で「立てて」いく意味を述べた。

ラジオ深夜便のアンカーでおなじみの遠藤ふき子さんは、長寿コーナー「母を語る」に登場した詩人の谷川俊太郎さん、映画監督の新藤兼人さんらの親子エピソードを紹介。

作家の佐野洋子さんには、出演交渉は断られたものの、同様の境遇にあった母親の介護について示唆をもらったという。
「母の認知症が進んできた頃で、『いつまでもこのままと思っていてはダメよ、施設も探しなさい。お母さんを煩わしいと思ったり、共倒れになったりするかもしれないわよ』と言われたんです」。
遠藤さんは仕事と両立しながら母親が92歳になるまで在宅介護を続け、最後の3年間はグループホームと病院を利用して看取った。生の体験が語られた講演後は、「うちの親も物忘れが激しい」「呆けても気丈な母とどう向き合えばいいか」と来場者から手が挙がり、演者と丁寧なやりとりが続いた。

オヤノコト.net

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