<介護保険参考人質疑>衆院厚生労働委員会に介護キーパーソンが登場

衆議院インターネット審議中継では、5月13日に行なわれた厚生労働委員会より「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案(186国会閣23) を、ビデオライブラリで公開している。

この日は、地域包括ケアシステムおよび平成27年度改正案等について、介護分野で活動しているキーマンが参考人質疑として登場。各人各様、自らの立場と経験から、次期改正や地域包括ケアへの取り組みを述べた。

渋谷区で独立型介護支援事業所を運営し、現在もケアプランを担当する服部万里子氏は、要支援の訪問・通所サービスが地域支援事業所に移行することについて、現状の利用者数と給付負担のバランスをデータで示しながら、実際の要支援者の生活状況を紹介。プロフェッショナルな介護職がサービスに入ることで維持されている現状が、地域支援事業に移されることでどうなっていくのかと訴えた。

続いて、医師でもある武藤正樹氏は、訪問看護ステーションと薬剤師が地域支援事業で果たす役割について述べ、薬剤師が在宅に入ることで、薬剤管理や飲み残しが改善されることを指摘。また、米国ニューヨークの巨大訪問看護ステーションの様子を紹介し、日本との運営の違いを紹介した。

武蔵野市で訪問診療を行っている医師の新田國夫氏は、同市における認知症の取組について、医療介護・行政が連携して、啓発活動を行っている活動を紹介した。

認知症の人と家族の会の田部井氏は、冒頭はっきりと、要支援者の地域支援事業への移行について反対であると述べ、認知症の人が地域でどれだけ困っているか、現状を訴えた。また、先に判決が下った認知症の夫の踏切事故の損害賠償について義憤をあらわにした。

■開会日 : 2014年5月13日 (火)

■会議名 : 厚生労働委員会 (3時間34分)

■参考人質疑
・山崎泰彦(参考人 神奈川県立保健福祉大学名誉教授)  9時 02分  14分
・服部万里子(参考人 立教大学コミュニティ福祉学部講師 NPO法人渋谷介護サポートセンター事務局長 公益社団法人長寿社会文化協会理事長)  9時 16分  14分
・武藤正樹(参考人 国際医療福祉大学大学院教授)  9時 30分  14分
・新田國夫(参考人 医療法人社団つくし会理事長 全国在宅療養支援診療所連絡会会長)  9時 44分  17分
・田部井康夫(参考人 公益社団法人認知症の人と家族の会理事 介護保険社会保障専門委員会委員長 医療法人同人会デイみさと管理者)  10時 01分  14分
・浦野喜代美(参考人 京都ヘルパー連絡会代表世話人)  10時 15分  16分

◎衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43932&media_type=fp

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