ヤマハ発動機株式会社は、このほど、初の電動アシスト車いすの完成車「JWスウィング」を6月10日より発売すると発表した。
同社では、1995年、健康・福祉分野や高齢化社会対応の一環として、ジョイスティックタイプの車いす用電動ユニット「JW-I(ジェイ・ダブリュ・ワン)」を発売。2013年8月には、使用者のハンドリム操作に応じて電動の補助力が働く電動アシストユニットをフルモデルチェンジし、「JWX-2」として発売している。
新発売する「JWスウィング」は、高齢者を中心に車いすを必要とする人の行動範囲の拡大や自立した生活の支援と、介護保険でのレンタルを目的に開発。
車いす用電動アシストユニット「JWX-2」を自社開発フレームに搭載し、最適なアシスト設定を行う「JW Smart Tune(ジェイ・ダブリュ・スマート・チューン)」や2つの走行モードの切り替えで、使用者に合わせた使いやすさを実現。姿勢を保持し、快適に漕ぎ出せる骨盤サポート機能や、足元にゆとりを生み出すフレーム形状を採用したほか、折りたたみが可能なバッテリー別体式やワンタッチでの着脱が可能な電動ユニット部など、介助者への負担軽減も考慮している。
【商品の概要】
■商品の名称:JWスウィング
■全長×全幅×全高:1,000×580×765mm
■重量:23.9kg(バッテリー含まず)
■使用者最大体重(積載物含む):100kg
■駆動方式:後輪直接駆動
■操舵方式:左右ハンドリム操舵
■制動方式:制動アシスト+手動車いすブレーキ
■充電方式:急速充電方式
◎ヤマハ発動機株式会社
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